お歳暮にはどんな蕎麦が最適?基本マナーと贈り物の選び方

お歳暮マナー

生麺を贈る際のマナーと選び方

生蕎麦は、打ち立てならではのおいしさが最大の魅力。調理の手間もかかりませんし、贈り物としても大変喜ばれています。

ただし、ひとつ気をつけたいのは『賞味期限』
生だけに日持ちが悪く、到着日から2日から3日内に食べなければいけない蕎麦もございます。

お歳暮の場合、時期的に年越しそば用として贈る方が多くいらっしゃいますが、そばの賞味期限と贈る時期を誤るとかえってお相手にご迷惑をかけてしまうことになりかねません。

例えば、“お相手がもう既に年越しそば用の蕎麦を用意している...そばの賞味期限が大晦日前に切れてしまうような時期に贈ってしまう...”等々。

そうした場合、お相手は食べきれずに処分せざるを得なくなったり、急いで召し上がらなければいけなくなります。

お相手にこうした気をつかわせないためにも、お歳暮には『できるだけ賞味期限が長い生そば』を選ぶほうが何かと安心です。
商品によっては生そばでも10日~14日間常温保存できるものや、2ヶ月ぐらい冷凍保存できるものもございます。

お相手は鮮度が落ちないままお好きな時に召し上がれますし、贈る側はお歳暮を贈る時期等に気をつかわなくてすみます。
お互いにとってWinWinの贈り物になりますよ♪

乾麺を贈る際のマナーと選び方

乾燥そばの良いところは、日持ちがいいこと。8カ月から1年ぐらい賞味期限があり、保存食としても便利ですよね。
贈る側にしてみれば、生そばと違い、ご自分のタイミングでお歳暮を贈れるので何かと気がラク。

一方で、質の悪い乾麺も多く選ぶ際にはちょっとだけ注意が必要。
実は、そば粉を30%使用したものを“そば”と呼び、しかも、例えば有名な蕎麦の産地である信州で製造されれば、信州産の蕎麦粉を使用しなくても『信州そば』として販売できるんです。

乾麺は、“なんか蕎麦の風味を感じられない、ぽそぽそして食べづらい”から苦手といった方がいらっしゃいますが、それは質の悪い証拠かもしれません。

そういった蕎麦をお相手に贈らないためにも、選ぶ際には『そば粉がどれくらい使用されているのか?そば粉は何産なのか?』もしっかり確認することが大切です。

そばの名産地の蕎麦粉を使用して七割そばや八割そばを選べばまず間違いはありません。
使用する水等にもこだわっている干しそばもあり、生そばに劣らない人気乾燥そばもございます。

お相手の好みを重視しよう!迷ったら『信州そば』

蕎麦にはいろいろな種類がありますが、大きく分けると、

更科そば ◇蕎麦の風味は弱めで細い麺
田舎そば ◇山形そば・越前そば・出雲そば等の風味が濃いめの太麺
韃靼そば ◇苦めですが栄養豊富で美容健康によい

等がございます。

もし、お相手のお好みをご存知であれば、それに準じたお蕎麦を贈るにこしたことはありません。
きっと“より想いがこもったお歳暮”としてお相手にも喜んでいただけるでしょう。

ただし、贈る側の勝手な想いだけでそばを贈ってしまうと、逆にお相手を困らすことになることがございます。
そばは意外に好みが分かれがちな食べ物。蕎麦の風味が苦手...細くて食感が物足りない...等々、人によって感じ方が違います。

こうしたリスクを回避するためにも、もしどんな蕎麦を贈っていいか迷っているのであれば、『信州そば』をオススメします。

バランスのとれた蕎麦の風味・ちょうどよい太さ・食感、どなたでも食べやすいそばとして知られています。

当サイトでも信州そばランキングを紹介していますので、ぜひご参考にしてみて下さい。お歳暮に人気の信州生/乾燥そばを厳選しています。

お歳暮にはつゆ付のそばセットのほうがいい?

各販売店のつゆは、より自分達の蕎麦に合うように作られた『こだわりのつゆ』。
一般的な市販のつゆと比べると、やはりおいしさはワンランク上。

こうしたそばセットを贈れば、お相手につゆを別途準備させる手間もかけませんし、よりおいしく蕎麦を召し上がっていただけます。

ただし、必ずつゆ付セットを贈らないとマナー違反になるわけではありません。

あくまでも一例ですが、こんな状況があるとします。
1.こちら側(贈る側)の予算が限られていてこれ以上高額のお歳暮は正直きつい
2.選べるギフトは4人前のつゆ付セットと6人前のつゆ無セット
3.相手の家族は食べ盛りのお子様がいる5人家族

こうした状況であれば、つゆ付きにこだわらず、6人前のつゆ無セットを贈ったほうがお互いにとって最良の選択になります。

何より大切なのは『気持ち』

つゆがついてないだけの理由で、嫌な気分になるような方はいらっしゃいませんし、もしいらっしゃるとしたら、その方は相手の気持ちに鈍感な方かも...。
心がこもっていれば、どんな贈り物でも必ず喜んでいただけます♪

熨斗(のし)は絶対必要?

ほとんどの通販店では熨斗は無料、メッセージカードや風呂敷包等にも対応しているところもございます。

ただし、“どうしてもこの蕎麦を食べてほしいけどお店側がギフト対応していない...”といった場合もありますよね。

一般的な礼儀作法からすれば、お歳暮には熨斗をつけるのが正しいと言えますが、どうしようもない時は、そこまで熨斗に気をつかう必要はございません。

でも、1つだけ気をつけなきゃいけないのが、『値段等が分かってしまう書類の同封』

ギフト対応していないお店だと、商品と一緒に納品書等も入れるのが一般的。
さすがにそれはお相手に失礼にあたるので、ご注文する前“そうした書類の同封に関して柔軟に対応してくれるお店かどうか”確認しておきましょう。

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